6
Aug
EMS(電子機器受託製造サービス)最大手、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は4日、インドに10年にわたる長期投資を行うと宣言した。「単純な組み立てだけでなく、重要部品や技術も含め、サプライチェーンを丸ごとインドに移植する」と語り、工場10~12基の建設に20億米ドル以上を投じてもよいと表明した。また、インドでは製造業に限定せず、インドが持つソフトの強みに鴻海のハードの強みを加えて、「1+1=2」以上の相乗効果を創出すると強調した。中央社などが伝えた。
郭董事長がインドを訪問したのは、この1カ月で2度目だ。郭董事長は「毎回来るたびに、『早くインドに本格進出せねば』という確信が募ってくる」と述べた。最終的な投資額については「まだ決まっていない。われわれは10年先を見ており、投資額より決意の方が重要だ」と語った。
今後のインドでの生産体制について郭董事長は「(南東部の)アーンドラ・プラデーシュ州での生産を続ける他、(西部の)グジャラート州、マハーラーシュトラ州にも工場建設を検討している」と明かした。鴻海はアーンドラ・プラデーシュ州でスマートフォンを生産している。
郭董事長がインドを訪問したのは、この1カ月で2度目だ。郭董事長は「毎回来るたびに、『早くインドに本格進出せねば』という確信が募ってくる」と述べた。最終的な投資額については「まだ決まっていない。われわれは10年先を見ており、投資額より決意の方が重要だ」と語った。
今後のインドでの生産体制について郭董事長は「(南東部の)アーンドラ・プラデーシュ州での生産を続ける他、(西部の)グジャラート州、マハーラーシュトラ州にも工場建設を検討している」と明かした。鴻海はアーンドラ・プラデーシュ州でスマートフォンを生産している。
6
Aug
マイクロソフトは7月29日、新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ10」の提供を開始した。「10」のリリース待ちで低迷していたパソコン市場を活気付け、台湾のブランド・受託生産メーカーなどが恩恵を受けると予想される。ただ、「10」が「8」同様に不評を買うことになれば需要創出効果は期待できず、台湾電子業界は下半期に厳しい冬を迎えるとの見方も出ている。
「ウィンドウズ10」は世界190カ国・地域でインターネットを経由しての提供が始まった。「7」と「8.1」の利用者は無料で「10」にアップグレードできる。台湾ではユーザー700万件以上が1年間の期間限定で無料アップグレードの対象となる。
「ウィンドウズ10」は世界190カ国・地域でインターネットを経由しての提供が始まった。「7」と「8.1」の利用者は無料で「10」にアップグレードできる。台湾ではユーザー700万件以上が1年間の期間限定で無料アップグレードの対象となる。
5
Aug
ギャラクシー」が大ヒットを収めた韓国のサムスン電子はここ数年、高級スマホ市場で米アップルを抑え、快走を続けてきた。
しかし先行きは厳しいものになるかもしれない。というのも、低・中位機種市場で台頭する中国の華為技術(ファーウェイ)や小米科技(シャオミ)などライバルと張り合うため、値下げやモバイル部門の利益率低下を受け入れざるをえなくなっているのだ。
問題は、サムスン電子が、格安スマホを売りにしているライバルと同じ基本ソフト(OS)「アンドロイド」を使用していることにある。
ストラテチェリー・ドット・コムのアナリスト、ベン・トンプソン氏は「アンドロイドの高級機メーカーには予想できていたことだ。格安スマホの性能が向上すれば、高級ブランドを買う理由はない」と話す。
しかし先行きは厳しいものになるかもしれない。というのも、低・中位機種市場で台頭する中国の華為技術(ファーウェイ)や小米科技(シャオミ)などライバルと張り合うため、値下げやモバイル部門の利益率低下を受け入れざるをえなくなっているのだ。
問題は、サムスン電子が、格安スマホを売りにしているライバルと同じ基本ソフト(OS)「アンドロイド」を使用していることにある。
ストラテチェリー・ドット・コムのアナリスト、ベン・トンプソン氏は「アンドロイドの高級機メーカーには予想できていたことだ。格安スマホの性能が向上すれば、高級ブランドを買う理由はない」と話す。
5
Aug
シャープの高橋興三社長が31日、液晶事業の分社化、および他社からの出資受け入れを検討すると表明したことで、鴻海精密工業に再び資本提携のチャンスが訪れたとの観測が浮上している。鴻海は3日、シャープへの出資意欲は変わらないが、経営に参画できることが条件だと改めて強調した。液晶パネル市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーは、液晶パネルは日本を代表する産業のため、外資への譲渡は考えにくいとの見方を示した。4日付聯合報などが報じた。
鴻海は3日、単なる出資でなく、技術移転なども含めた資本提携を望んでいるが、現在、両社の交渉に進展はなく、うわさが飛び交っている状態だと指摘した。また鴻海は、シャープと合弁の堺ディスプレイプロダクト(SDP)の第10世代工場は昨年から黒字が続いており、従業員に利益を還元したと説明した。堺市の竹山修身市長から先日、シャープのリストラ人員を引き受けてほしいと要請されたとも明かした。
鴻海は3日、単なる出資でなく、技術移転なども含めた資本提携を望んでいるが、現在、両社の交渉に進展はなく、うわさが飛び交っている状態だと指摘した。また鴻海は、シャープと合弁の堺ディスプレイプロダクト(SDP)の第10世代工場は昨年から黒字が続いており、従業員に利益を還元したと説明した。堺市の竹山修身市長から先日、シャープのリストラ人員を引き受けてほしいと要請されたとも明かした。
5
Aug
ソニーとパナソニックの有機ELパネル事業を統合したJOLED(ジェイオーレッド)は来春、石川県川北町に研究開発拠点を新設する。同社株主のジャパンディスプレイ(JDI)の石川工場内でパネルの量産技術を確立する。試験ラインなどの整備で投資額は200億円程度。タブレット端末やノートパソコン向けパネルの量産を急ぎ、先行する韓国勢に対抗する。
有機ELパネルは高い輝度と鮮やかな色の再現力が特徴。薄型・軽量で省電力にもつながるためスマートフォン(スマホ)向けで普及し、韓国サムスン電子が世界シェアの大半を握る。事業統合会社のJOLEDはタブレット、パソコンで液晶パネルの一部を代替する需要を取り込みながら市場に参入する。
神奈川県厚木市と京都市に持つ開発拠点から合計で約50人の研究員が異動し、フルHDの高精細有機ELパネルの量産技術の確立を目指す。
有機ELパネルは高い輝度と鮮やかな色の再現力が特徴。薄型・軽量で省電力にもつながるためスマートフォン(スマホ)向けで普及し、韓国サムスン電子が世界シェアの大半を握る。事業統合会社のJOLEDはタブレット、パソコンで液晶パネルの一部を代替する需要を取り込みながら市場に参入する。
神奈川県厚木市と京都市に持つ開発拠点から合計で約50人の研究員が異動し、フルHDの高精細有機ELパネルの量産技術の確立を目指す。
4
Aug
パナソニックは、昭和26年から続けていた蛍光灯照明器具の生産から平成30年度中に完全に撤退する。住宅用照明器具については27年度中に生産を終え、省エネ性で優る発光ダイオード(LED)向けにすべて切り替える方針だ。国内照明市場でシェアトップのパナソニックが撤退することで、半世紀以上にわたって家庭やオフィスを照らしてきた蛍光灯のあかりが、その役目を終えようとしている。(藤原直樹)
パナソニックが照明事業に参入したのは、白熱電球の生産を始めた旧松下電器産業時代の昭和11年。25年に初代の蛍光灯を開発して、26年に生産を開始した。27年には、つり下げられたひもを引っ張ることで照明をつけたり消したりするプル式の蛍光灯照明器具を発売して、利便性が大きく向上した。
その後も製品の進化は続き、発色をよくした「パルック蛍光灯」や電気の直流を交流に変換する「インバーター」を搭載した照明器具を発売するなど、常に蛍光灯の市場をリードしてきた。
現在、照明は省エネ性能に優れたLEDへの転換期を迎えている。
パナソニックが照明事業に参入したのは、白熱電球の生産を始めた旧松下電器産業時代の昭和11年。25年に初代の蛍光灯を開発して、26年に生産を開始した。27年には、つり下げられたひもを引っ張ることで照明をつけたり消したりするプル式の蛍光灯照明器具を発売して、利便性が大きく向上した。
その後も製品の進化は続き、発色をよくした「パルック蛍光灯」や電気の直流を交流に変換する「インバーター」を搭載した照明器具を発売するなど、常に蛍光灯の市場をリードしてきた。
現在、照明は省エネ性能に優れたLEDへの転換期を迎えている。
4
Aug
シャープは売上高の3分の1を占める液晶事業を分社する検討に入った。外部からの出資や51%超の出資受け入れによる売却も含む。高橋興三社長は5月に社外分社化を完全否定したが、7月31日の決算会見で「市況が変わった。液晶が核の現体制で(2015―17年度)中期計画の達成はしんどい」とした。営業利益1200億円をはじめとする17年度の目標値については「死守する」とし、他事業で補完する。
4
Aug
情報筋によると、Phone 6のタッチパネルサプライチェーンメーカーは次世代iPhoneに向けた出荷を増強し始めたと伝えている。同製品は3Qに3600~4000万台 4Qに5000万台の出荷が見込まれている。
Touch panel supply chains of the iPhone 6 have stepped up shipments for the next generation iPhone, with shipments of the new Apple smartphones expected to reach 36-40 million in the third quarter and 50 million in the fourth quarter, according to supply chain sources.
伝えられるところによると、サプライチェーンは6月にForce Touch moduleの少量出荷を開始し、7月に数量積上げを進めているとしている。
The supply chains started shipping Force Touch modules in small amounts for the new iPhone in June, and began ramping up the shipments in July, the sources said.
Touch panel supply chains of the iPhone 6 have stepped up shipments for the next generation iPhone, with shipments of the new Apple smartphones expected to reach 36-40 million in the third quarter and 50 million in the fourth quarter, according to supply chain sources.
伝えられるところによると、サプライチェーンは6月にForce Touch moduleの少量出荷を開始し、7月に数量積上げを進めているとしている。
The supply chains started shipping Force Touch modules in small amounts for the new iPhone in June, and began ramping up the shipments in July, the sources said.
4
Aug
【電子】iPhone6c、TSMCのFFプロセス採用か
【電子】メディアテック、今年5~10%減収を予測
【電子】中国LEDメーカーが特許蓄積、日台企業に脅威
【電子】上半期の中国パネル市場、台湾大手2社のシェア低下
【家電】曲面ディスプレイ世界最大手へ=エイサー執行長
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4
Aug
精密部品大手のミネベアは、2015年7月15日に新型LED照明器具「SALIOT ( Smart Adjustable Light for IoT ) 」を量産・販売すると発表した。
「SALIOT」は、発光ダイオードとレンズの距離をモータで制御することで、光の照射域や角度を調整することが可能となっている。さらに通常の照明器具は手作業で配光角度を変更する必要があるが、「SALIOT」は無線技術を応用して、スマートフォンなどで配光角や明るさなどを制御することが可能である。
「SALIOT」は、発光ダイオードとレンズの距離をモータで制御することで、光の照射域や角度を調整することが可能となっている。さらに通常の照明器具は手作業で配光角度を変更する必要があるが、「SALIOT」は無線技術を応用して、スマートフォンなどで配光角や明るさなどを制御することが可能である。
3
Aug
ミネベアがこの夏、新事業に乗り出す。2016年3月期には3年連続の最高益更新を狙う勢いを駆って、どんな高収益事業に参入か……と、思いきや「費用対効果が悪く、引き受けたがらない部品メーカーが多い」という分野だという。
スマートフォン(スマホ)向けモジュール(複合部品)事業だ。既存の複数部品を使った「組み立て」作業で、特に目新しいものではない。会社側による利益貢献見積もりも「ゼロではない」との控えめさだ。では何を狙って参入するのか。
スマートフォン(スマホ)向けモジュール(複合部品)事業だ。既存の複数部品を使った「組み立て」作業で、特に目新しいものではない。会社側による利益貢献見積もりも「ゼロではない」との控えめさだ。では何を狙って参入するのか。
3
Aug
2015年4~6月期の世界のタブレット(多機能携帯端末)出荷台数が、前年同期比7%減の4470万台となったことが米調査会社IDCの調査で判明した。3四半期連続の減少で、減少率は過去最大。IDCは有力な新製品がなく買い替えまでの期間が延びたうえ、大画面のスマートフォン(スマホ)に市場を奪われたためだと分析している。
タブレット出荷は、昨年10~12月期に2010年の調査開始以来初めてマイナスに転じ、その後も減少が続いている。需要が一巡し、市場がすでに成熟したともいえそうだ。
IDCの調査によれば、米アップル、韓国サムスン電子の上位2社が出荷を落とす一方、華為技術(ファーウェイ)や韓国LG電子が伸びた。
タブレット出荷は、昨年10~12月期に2010年の調査開始以来初めてマイナスに転じ、その後も減少が続いている。需要が一巡し、市場がすでに成熟したともいえそうだ。
IDCの調査によれば、米アップル、韓国サムスン電子の上位2社が出荷を落とす一方、華為技術(ファーウェイ)や韓国LG電子が伸びた。
3
Aug
世界のテレビ市場の低迷を受け、今年日本と韓国、それから台湾のディスプレイ事業の業績は芳しくない。これに対し、世界市場での中国ディスプレイメーカーの地位は日増しに強固になりつつある。
そのようななかで、市場調査機関HISでは、来年、中国メーカーのディスプレイ生産能力は韓国のそれを追い越すことになるだろうと発表している。中国メーカーの現在の生産能力は、韓国メーカーの86%の水準であるが、来年には韓国の生産能力を追い越し、120%に達すると予想している。
中国政府は、2010年にLCDパネルを新興戦略産業に指定し、産業を育成するために莫大な投資をすると発表した。中国政府の支援の下、中国のディスプレイメーカーは、パネルの生産拡大に向けて積極的に動き出した。
そのようななかで、市場調査機関HISでは、来年、中国メーカーのディスプレイ生産能力は韓国のそれを追い越すことになるだろうと発表している。中国メーカーの現在の生産能力は、韓国メーカーの86%の水準であるが、来年には韓国の生産能力を追い越し、120%に達すると予想している。
中国政府は、2010年にLCDパネルを新興戦略産業に指定し、産業を育成するために莫大な投資をすると発表した。中国政府の支援の下、中国のディスプレイメーカーは、パネルの生産拡大に向けて積極的に動き出した。
3
Aug
台湾工業技術研究院(ITRI)は来年にかけて次世代ディスプレイ技術を確立、ライセンス供与をはじめる。開発しているのは有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を使う折りたためるフレキシブルディスプレイと巻き取り可能なディスプレイ。
前者は10万回の屈曲耐性を持ち、小さく折りたたんで使えるもので、年内にもライセンス供与の予定。後者は18型サイズのロール状であり、来年中に開発する。また壁掛けテレビなどに使う超大型ディスプレイの開発も印刷プロセスで進めている。
前者は10万回の屈曲耐性を持ち、小さく折りたたんで使えるもので、年内にもライセンス供与の予定。後者は18型サイズのロール状であり、来年中に開発する。また壁掛けテレビなどに使う超大型ディスプレイの開発も印刷プロセスで進めている。
2
Aug
【電子】IoT商機、5年後3兆ドル=毛行政院長
【電子】メディアテックとクアルコム、中国業者に封止・検査発注か
【電子】 パワーテックQ2純利益、過去11四半期で最高
【電子】DRAM大手2社、Q2減益幅3割以上
【電子】AUO、Q3出荷2~5%減見通し
【電子】ウィストロン昆山工場の移転観測、董事長「重要でない」
【電子】メディアテックとクアルコム、中国業者に封止・検査発注か
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1
Aug
シャープは主に大規模太陽光発電所(メガソーラー)向けに販売する薄膜太陽電池の生産を停止する方針を固めた。薄膜太陽電池は主力の堺工場(堺市)で生産しているが、価格競争の激化で採算が悪化している。海外企業などからの外部調達による販売は今後も継続する。今後は住宅向けで需要が見込める発電効率の高い太陽電池に集中して収益改善を目指す。
31
Jul
宇宙空間に太陽電池を設置し、マイクロ波で地上に送電する。そうすれば天候に左右されることなく、24時間、安定した太陽光発電が可能だ――。京都大学の篠原真殻教授が、“エネルギーに困らない社会”を目指す、壮大な「宇宙太陽発電所(SPS)構想」を語った。Move to full article