これにより、
パナソニックの津賀社長は「パナソニックは普通の会社ではない、それをしっかりと自覚しなくてはならない」
日本ゼオンは、生産性に優れる液晶パネル用位相差フィルム「斜め延伸位相差フィルム」の新工場を福井県敦賀市に建設すると発表した。敦賀市産業団地の用地約3万m2に建設し、2014年3月の完成を目指す。既設の富山県氷見市の工場にも付帯設備を導入し、総投資額は約70億円を計画する。
斜め延伸位相差フィルムは、分子の配列方向を制御することで、偏光板との張り合わせを連続的に行う「ロールツーロール貼り合わせ」が可能。
凸版印刷のグループの「ブックライブ」は7日、電子書籍専用端末「リディオ」を、12月10日に三省堂書店の店頭やホームページで発売すると発表した。価格は8480円。日本で今月19日から売り出される米アマゾン・コムの端末「キンドル」や、楽天の「コボ」に対抗する。
6インチの白黒画面で電子ペーパーを採用。重さは約170グラムで、NECが製造する。電子書籍を取り込む通信回線の一つとして、高速無線通信「WiMAX(ワイマックス)」に対応。ワイマックスの通信料を無料とし、使い勝手をよくしたのが特長だ。 電子書籍は、小説や漫画など約9万5千作品を購入できる。
台湾Foxconn Technology Groupは11月7日、同グループ傘下のHon Hai Precision Industry(鴻海精密工業)が米Appleの「iPhone」の旺盛な需要への対応に苦慮していることを明らかにした。
「iPhoneの製造は簡単ではない。われわれは膨大な需要に対処しきれずにいる」とFoxconnのテリー・ゴウ会長はあるビジネスフォーラムの後に記者らに語っている。
ただし同氏は、同じく同グループ傘下のFoxconn International Holdings(富士康国際)がiPhoneの生産の一部を引き受けたとする証券会社のリポートについては、コメントを断っている。
Move to full story日本では4~9月期の決算発表が進行し、株価がさほど上昇したわけでもないのに、日本株の割安感がかなり薄まってしまった。原因は大手企業の業績見通しの下方修正。細身となった製造業に復活の日が来るのか、成長エンジンを非製造業に譲るのか、日本経済は分岐点に立っているようにみえる。
シャープやパナソニックのPBR(株価純資産倍率)をインターネットの株価情報サイトで調べてみよう。6日大引け後の段階で、あるサイトではシャープが0.27倍、パナソニックが0.49倍になっている。ところが、別のサイトをのぞくと、シャープが0.78倍、パナソニックも0.78倍と表示される。どちらも帳簿上の解散価値を大幅に下回っていることには変わりないが、その度合いに大きな格差がある。
Move to full articleKindle Fire HDの主な仕様と部材コスト Amazonが今回発表したKindle Fire HDの3つのモデルの他、同社が1年前に投入したKindle Fireの初代機と、GoogleのNexus 7について、主な仕様と部材コスト(BOM)を比較のために示している。Kindle Fireの初代機と、Kindle Fire HDの7インチモデルは、ともに発売時の価格設定が199米ドルである。それぞれの部材コストは153米ドル(1年前の発売時点)、148米ドルであり、販売価格に対していずれも50米ドル程度のマージンを確保できている計算だ。
Move to full report町田相談役は、今年3月に鴻海精密工業との資本・業務提携で合意するまでシャープ側の先頭に立ち、鴻海の郭台銘会長と交渉を続けてきた。しかし、提携合意から半年が経過した10月半ば、そこにはかつて提携の意義に熱弁をふるっていた町田氏の姿はなかった。「何を聞かれても、(私は今)交渉してないんだから分からないよ」。難航している出資交渉に関し、こう答えた町田氏。報道陣の質問には「関係ない」「知らない」を繰り返し、交渉の行方を案じる言葉は一切なかった。「町田相談役、片山会長をいつまで担ぐのか」11月1日の決算発表の席上、こんな厳しい質問を受けた奥田社長は「全員が一枚岩になって信頼を回復するのが経営責任」と述べた。
パナソニック社内からは「前任者に遠慮することなく、ここまで思い切った手を打つことに驚いた」(社員)との声が上がる。津賀社長は、テレビ事業担当の専務だった昨年にも、中村邦夫氏が決断し、大坪文雄氏が推進した薄型パネル工場の拡大方針に反対して関連資産の減損処理を断行した経歴もある。津賀氏は「間違っていたと判明した段階で即座に手を打つという当たり前のことをやっているだけ」と語る。
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