パナソニックが先月31日発表した2012年4月から9月までの中間決算は6852億円の最終赤字となり、通期でも7650億円の最終赤字との予想を発表しました。
これにより、パナソニックは2年連続の巨額赤字を計上する見込みです。 業績の悪化を受けて、株価も400円を割り込みストップ安を記録しています。このような状況のパナソニックについて心配している人は多いと思います。

パナソニックの津賀社長は「パナソニックは普通の会社ではない、それをしっかりと自覚しなくてはならない」と記者会見で述べていましたが、結局のところ「今後パナソニックは何に集中するつもりなのか」という点は何も説明しておらず、未だに模索中ということでした。



「パナソニックはこういう会社になります」という発表ではなかったため、ますます投資家にパニックを引き起こしただけ、と私は感じました。
例えば、フィリップスは家電から手を引き、LEDや医療関係向け製品に特化する方向性を示しました。IBMもかつては「箱売り(ハードウェア販売)」をしていましたが、今ではソリューション提供中心にシフトしています。つまり、必要とされているのは「パラダイムシフト」なのです。

 パナソニックは大々的に事業部編成を行うそうですが、それだけではなく「ある特定の1つか2つの分野で世界一を目指す」というような方向性を示すべきだったと思います。スマートハウスを軸にしたハウジング分野、あるいはメディカル・医療分野などは絶好の候補でしょう。新たな道を示す明確な方向性を早く示して欲しいと思います。