矢野経済研究所は11月8日、アクティブマトリクス式有機EL(AM-OLED)市場に関するレポートを発表した。それによると、2011年の世界AM-OLED市場は、スマートフォン向けが好調で前年比176.4%増の28億ドルとなった。2012年もスマートフォンやタブレット向けが好調を維持し、同75.1%増の49億300万ドルになる見込み。今後もスマートフォン/タブレット向けが市場を牽引する他、TV向け需要が急増する2014年から再び急拡大することで、2015年には同40.9%増の263億5000万ドルに達するとしている。
一方、AM-OLED用材料市場も拡大しており、2012年は同51.3%増の3億2990万ドル、2013年は同69.6%増の5億5960万ドル、2014年には同150.8%増の14億360万ドルになると予測している。