サムスン電子は来年1月初めに米国で開催される家電見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で110型の超高精細度(ウルトラ・ハイディフィニション、UHD)テレビを発表する。UHDテレビは現在市販されているフルハイビジョンテレビに比べ画質が4倍向上している。
 サムスンのUHDテレビは画面が最大級だ。これまで開発されたUHDテレビは、未公開のサムスンの85型モデルとLG電子が販売中の84型モデルがある。
 サムスン電子はこれまでUHDテレビよりも有機EL(OLED)テレビを重視してきた。しかし、LG電子や日本のソニーが相次いでUHDテレビを重視し始めたため、サムスンもけん制に乗り出した。
 サムスンのUHDテレビは当面市販されず、展示用として市場の反応を見極め、発売するかどうかを決定するもようだ。サムスン電子が現在販売しているテレビで最も画面サイズが大きいのは、75型のフルハイビジョンテレビだ。