LG有機ELテレビ
黒の沈み込みとコントラスト感は良好で、発色も上々。RGBの各純色のバランスもいい。LGの有機ELパネルは、全てのサブピクセルが白色の有機ELサブピクセルとなっており、これにRGB(赤・緑・青)のカラーフィルターを組み合わせてフルカラー発色を実践する。ただ、特徴的なのは、1画素を構成するサブピクセルがRGBだけではなく、白(W)も追加されている点だ。そう、LGの有機ELテレビは、RGB+Wの4サブピクセル構成となっているのだ。シャープのクアトロンが、RGB+Y(黄)の4サブピクセル構成となっているのと似ている。

白色有機ELパネル+カラーフィルター方式は、サブピクセルの有機材の積層に際してRGBを蒸着(あるいは塗布)し分けなくていいというコストメリットが存在する。つまり、製造コスト、歩留まり的に優位だというわけだ。

 しかし、弱点もある。全てのサブピクセルが白色発光してそれをカラーフィルターで整色するということは、光の利用効率が悪い。

 これには、補足説明が必要だろう。具体的に言えば、この方式では、赤サブピクセルでは青と緑の光を捨て、青サブピクセルでは赤と緑の光を捨て、緑サブピクセルでは赤と青の光を捨てる必要があるのだ。つまり、各サブピクセルの発光効率は有機ELから発光された光の1/3しか利用されないわけだ。これは輝度的に不利であり、逆に高輝度を得ようとすれば消費電力的に不利である。

 そこで活躍するのが白(W)サブピクセルなのである。 


サムソン有機ELテレビ

サムスンはブースの隅での展示を行なうに留まっており、有機ELに対する熱意は若干トーンダウンしているように見えた。ただ、サムスンも2013年前半にこの55インチの有機ELテレビの発売を予定している。価格は未定。

 なお、サムスンの有機ELテレビはRGBそれぞれで発光する有機材を使ったRGBからなる典型的な3サブピクセル型を採用する。ただし、RGBが縦に並んだ特徴的な配列をしている。

Move to full article