フォックスコンが不祥事に見舞われた。設備や材料の購買担当部署による、集団収賄疑惑である。

 疑惑をスッパ抜いたのは、台湾の週刊誌『壹週刊』。2013年1月9日発売号で消息筋の話として、フォックスコン傘下でSurface Mount Technology(SMT)技術委員会という部署の幹部が、設備や資材の調達を巡って供給業者から賄賂を受け取り、既に中国深センの公安当局に逮捕されたと報じた。

 台湾各紙によると、SMTは設備の調達権限を一手に握る部署で、年間に扱う設備の購買契約額は数百億元(1元=約14.2円)に達する。また、台湾紙『中国時報』(同年1月10日付)がフォックスコンのある社員への取材に基づき報じた記事によると、SMTの人員はそれぞれ億単位で購買の裁量を持つという。フォックスコン内部では大きな権限を握るSMTを「天下第一会」と称していた。

 壹週刊によると、発端となったのは、2012年8月にフォックスコンの李金明・行政総経理が受け取った、ある供給業者からの告発。SMTが長期にわたって納入業者に賄賂を要求している実態を告げるもので、帳簿を調べSMTで収賄が行われていた疑いを強めた李氏は、トップの郭台銘会長に報告した。
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