米NPD DisplaySearch TV市場担当バイスプレジデントの鳥居寿一氏は、第24回ディスプレイサーチフォーラムにおいて、2013年の薄型TV市場は中国市場および中国のローカルブランドの躍進がキーワードになると語った。2013年以降、中国発の4K2KLCD-TV(50型以上)が加速するとの見方を示し、画質やコンテンツを度外視した低プレミアム価格戦略を仕掛けてくると予測。ただし、「プレミアム価格の下落次第で、需要の上振れ・下振れが変わる」(鳥居氏)という。台数ベースの需要予測では、中国は2012年の0台から、2013年は33万3000台といきなり世界トップに躍り出て、2016年の263万8000台までトップを維持しつつ成長し続けるとしている。