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米液晶ガラス基板大手のコーニングが29日発表した第4・四半期決算は、携帯端末向けの強化ガラス「ゴリラ・ガラス」の販売好調が追い風となり、予想を上回る結果となった。

一時項目を除く1株当たり利益は0.34ドルとなり、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の0.32ドルを上回った。

売上高は14%増の21億5000万ドル。予想は20億7000万ドルだった。

ただ、純利益は2億8300万ドル(1株当たり0.19ドル)と、前年同期の4億9100万ドル(同0.31ドル)から減少した。



コーニングはスマートフォン(多機能携帯電話)向けディスプレイ用ガラスから排出ガスフィルターに至るまで多岐にはわたる製品を製造。ディスプレイ用ガラスの主な納入先は、韓国のサムスン電子やLGディスプレーなど。日本の旭硝子と競合する。

過去1年間は、主な顧客企業がテレビ事業で苦戦していたことで、コーニングも価格低下に悩まされていた。ただ、第4・四半期はコーニングの「ゴリラ・ガラス」を採用した携帯端末の売れ行きが好調となったことで、特殊素材事業の売上高が前年同期比68%増の3億9900万ドルとなった。

ディスプレイ事業の売上高は比約3%増の8億ドルとなった。

決算発表を受け、米株式市場寄り付き前の取引で同社株は4%上昇。午前中盤の取引では前日終値比約1%高の12.28ドルとなっている。