シャープ タッチパネル
シャープは1月30日、S/N比が従来比約8倍の高感度タッチパネルシステムを報道陣に公開した。同システムは独自の並列駆動方式の静電容量方式タッチパネルで、高感度で手袋着用や2mmのペン先入力、マルチタッチにも対応する。さらに、低雑音アンプを技術を応用したことにより、液晶モジュールからのノイズを受けにくく、センサシートと液晶モジュールの間に設ける必要があったスペースをなくし、薄型化が実現できる。また、5~60型まで同じコントローラで対応するためユーザーインターフェースの共用が可能で、ソフトウェア開発負担を軽減できる。



15型以上の大型液晶向けでは、センサシートに独自のCuメタルメッシュフィルムを採用している。これにより、大型で高感度を実現した。15型以下は汎用のITOフィルムで対応できるという。デモでは4K2K対応液晶に同システムを搭載して展示した。すでに、同社の20V型モニタやKDDI向けタブレット「AQUOS PAD SHT21」などにも搭載されているという。