シャープ
シャープは2013年3月期の液晶事業の売上高を12年11月予想比500億円減の8300億円、営業損益を同120億円悪化の1440億円の赤字にそれぞれ下方修正した。米アップル向けと見られる中小型液晶パネルの受注が13年1―3月期に想定を下回る模様。特定顧客への依存が表面化した格好だ。



中小型液晶の主力拠点である亀山第二工場(三重県亀山市)はテレビ向けなどの大型液晶を増産し、稼働率は当初予想の約50%から12年10月―13年3月は約60%に上昇する見通し。13年度からはノートパソコン向けIGZO(酸化物半導体)液晶パネルの出荷が本格化し、一段の稼働率上昇が期待できる。
一方、スマートフォン(多機能携帯電話)向けパネルの専用工場である亀山第一工場はてこ入れが不可欠だ。ただ液晶事業は失速するが、他の事業部門の構造改革が進み、13年3月期の全社業績見通しを据え置いた。