市場調査会社であるCanalysによると、2012年第4四半期に出荷されたパーソナルメディア(PCとタブレット端末)のうち、1/3がタブレット端末だったという。

 デスクトップPCとノートPCの出荷台数が減少する一方、タブレット端末の出荷台数は著しく増加している。Canalysによれば、2012年第4四半期におけるパーソナルメディアの出荷台数は前年同期比で12%増加し、1億3400万台に達した。

 2012年におけるデスクトップPC/ノートPCの出荷台数は、2001年以降初めて減少した。多くの消費者が、より安価で携帯性にも優れるタブレット端末を買い求めるようになったからだ。

 同じく市場調査会社であるGartnerによると、2012年第4四半期におけるPCの出荷台数は9030万台で、2011年第4四半期に比べて5%減少した。

 Gartnerの主席アナリストを務めるMikako Kitagawa氏は、「タブレット端末は、PC市場を大きく変えた。PCの売り上げを奪った面も確かにあるが、消費者は、“PCの置き換え”ではなく、“PC+タブレット端末”という位置付けでタブレット端末を購入している」と分析する。「PCとタブレット端末の両方を所有している消費者は、動画などを見るときはタブレット端末、創造的な仕事やタスク管理などを行うときはPCといったように、使い分けるのではないか」(Kitagawa氏)。



Canalysによれば、タブレット端末は、Appleが「iPad」を2700万台出荷してトップに立った。iPadの中でも、とりわけ「iPad mini」の需要が強かったが、部品の供給不足によって出荷が滞ったこともあった。Canalysは、「出荷されたiPadのうち、約半分をiPad miniが占めているのではないか」とみている。Canalysは、「Appleは、よいタイミングでiPad miniを発売した。iPad miniの登場により、消費者が、ディスプレイが多少小さくてもリーズナブルなタブレット端末を求めていることが分かったからだ」と分析する。

 Apple以外では、Amazonが460万台、Samsung Electronicsが760万台のタブレット端末を2012年第4四半期に出荷した。