サムスンとLGのディスプレー法廷攻防が和解ムードに転じた。 

  サムスンディスプレーはLGディスプレーを相手に起こした「有機発光ダイオード(OLED)技術流出関連記録および細部技術に対する使用禁止仮処分申請」の取り下げ申請書を12日、ソウル中央地裁に提出した。 この訴訟は、水原地検が昨年7月、LGディスプレーの役職員とサムスンディスプレーの元・現研究員をサムスンOLED製造技術流出容疑で起訴して始まった。 

  サムスンディスプレーは昨年9月、「LGディスプレーがサムスンのOLED関連記録と細部技術を使用したり、第3者に公開したりする場合、1件当たり10億ウォン(約8600万円)を支払うべき」という要旨で仮処分申請を出した。 

  その後、LGディスプレーはサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシー」シリーズが自社のOLED技術を侵害したとして、サムスンを相手取り訴訟を起こした。 サムスンディスプレーが特許無効訴訟で対抗すると、LGディスプレーはサムスンが液晶(LCD)特許も侵害したとして戦線を拡大した。 

  業界は、サムスンの今回の訴訟取り下げをきっかけに、残り5件の訴訟も両社が相次いで取り下げるとみている。 今月4日、金奇南(キム・ギナム)サムスンディスプレー社長と韓相範(ハン・サンボム)LGディスプレー社長が金宰弘(キム・ジェホン)知識経済部成長動力室長の仲裁で会い、「合理的に紛争を解決しよう」と約束した。 

  サムスンディスプレーの関係者はこの日、「両社の最高経営責任者(CEO)の妥協合意による措置」とし「今後、交渉で円満に解決していく」と述べた。 LGディスプレー側も「サムスンの仮処分申請取り下げを歓迎する。近いうちに立場を整理して発表する計画」と伝えた。