市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、1月の台湾メーカーのタブレット型パソコン用液晶パネルの出荷枚数が、ホワイトブランド市場の拡大を受けて前月の約4倍に当たる898万5,000枚(市場シェア42%)に達した一方、韓国メーカーは従来6~7割を占めていた同市場シェアを4割ほどまで急激に落とし、初めて台湾勢が肩を並べた。22日付蘋果日報などが報じた。



同社研究部の陳建安経理は、台湾メーカーのシェア拡大の主因としてホワイトブランド市場の拡大を挙げた。タブレット型PCの応用範囲は広く、現在は主に個人の娯楽用として利用されているが、今後は企業や教育などにも拡大するとみられ、アップルやサムスン電子などの著名ブランドのほか、低価格のホワイトブランドメーカーも市場開拓に乗り出しているためだ。この状況を受け、台湾同様、中国パネルメーカーもタブレット用市場で15%までシェアを拡大した。
 一方韓国メーカーは、アップルが部品調達における「脱サムスン化」を図っていることによる、アップルからの受注激減がシェア縮小につながった。
 なお、1月のタブレットPC用パネル全体の出荷枚数は、前月比10%増の2,126万5,000枚だった。▽ノートPC用、1,261万9,000枚(同32.9%減)▽モニター用、1,264万枚(同14.4%減)▽液晶テレビ用、1,864万2,000枚(同5.9%減)──と軒並み減少し、大型パネル全体では同10.4%減の6,516万6,000万枚だった。タブレットPC用パネルが唯一出荷を伸ばした主因は、アップルの「iPad mini」向けの7.9インチパネルの需要増および良品率向上が挙げられる。
 また、タブレットPC用パネルのうち、TNパネルの浸透率は40%。解像度はWVGA(800×480)が同60%だ。
 統計によると今年のタブレットPC市場規模は前年比64%増の2億4,000万台。そのうちアップルの「iPad」が4,000万台、「iPad mini」が6,000万台で、残りの1億4,000万台をその他のブランドとホワイトブランドが分け合う見通しだ。タブレット市場拡大は、アップル、ホワイトブランドから支持を得ている台湾パネルメーカーのシェア向上に有利に働くとみられる。