Corning-Gorilla-Glass
米Corning社は、2013年2月27日(米国時間)、中国で液晶ディスプレイ用ガラス基板の新工場の竣工式を開いた。北京の経済技術開発地区に位置する同工場は、Corining社の中国本土における2番目のTFT液晶ディスプレイ用ガラス基板の工場となる。第8.5世代までのガラスの溶融、成形、加工能力を備える。中国本土のパネルメーカーへの供給力を強化する狙いがある。



 Corning社は、米国、日本および台湾にも液晶ディスプレイ用ガラス基板工場を構えており、韓国では折半出資子会社のSamsung Corning Precision Materials社を通じてガラスを供給している。今回、中国の北京に新工場を開いたのは、北京に拠点を置く液晶ディスプレイメーカーとの距離が近く、相互利益につながるプロジェクトを効率良く進められるとの狙いからである。