韓国のLGエレクトロニクスは出力300ワットの大容量太陽電池モジュールを開発した。太陽電池セル60枚で構成する製品としては、世界でも高い水準で、1枚のモジュールでより多く発電できる。日本メーカーは同260ワットが最大級。LGエレは日本市場への投入も検討しているため、日本メーカーの驚異になりそうだ。
 LGエレの同300ワットモジュールは6インチサイズの単結晶セルを使用。セル単体の太陽光を電気に変える変換効率は20・5%以上。中国メーカーなどが同300ワットのモジュールを販売しているが、セルを72枚使った製品が多い。
 セル枚数が少ないとモジュール1枚の面積が小さくなり、スペースを有効利用して発電所を建設できる。
 同社は1日に同280ワットの先行量産を始めた。モジュール変換効率は18・3%。日本市場では発電事業に使う産業用に売り込む。