シャープは電極を裏側に形成したバックコンタクト式(裏面電極)の新構造太陽電池セルの変換効率を0・6ポイント増の22・3%に高めた。試作セルの寸法17ミリメートル角を実用レベルまで大型化して量産を目指す。光エネルギーを電気に変える変換効率を高める手段としてバックコンタクトが注目されている。カナディアン・ソーラーも価格を抑えたバックコンタクト式を製品化するなど各社が開発で火花を散らしている。
 通常、太陽電池はセル表面に銀色の配線がある。配線はセルから電子を集めて、電流として取り出す電極の働きをしているが、配線部分は光を遮るため発電量が落ちる。バックコンタクトはセル表面全体を発電に使え、発電効率を高められる。
 シャープはバックコンタクト式を採用すると同時にセルの構造を変えた。同社は単結晶シリコンをバックコンタクト化したセルを量産済み。