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ジャパンディスプレイ(JDI)は17年度までに、厚さが1ミリメートル未満で折り曲げが可能な「フレキシブル型」の有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレー(表示装置)を開発する。13年度にも装置、材料メーカーと共同でパネルの製造技術などの確立に乗り出す。薄型軽量で割れにくい省電力のディスプレー開発が実現すれば、スマートフォン(多機能携帯電話)などモバイル機器の世界を変える可能性が出てくる。



 フレキシブル型の有機ELディスプレーは、印刷技術を使った低コストな製造プロセスの開発を進める見通し。発光材料やディスプレーの中にタッチセンサーを組み込んだ「インセルタッチパネル」も開発する。
 JDIは13年度にも有機ELの量産を視野に入れる。フレキシブル型も実用化を視野に13年度以降、開発に本腰を入れる。フレキシブル型は技術開発が進めば丸めたり、折り畳んで持ち運べるようになる。