ミャンマーの最大野党、国民民主連盟(NLD)議長のアウン・サン・スー・チー氏は13―19日の訪日時に、日本の先端技術に触れる機会をつくる。日本のお家芸である家電製品を多数、展示した「パナソニックセンター」(東京都江東区)と制震技術などに優れる東京スカイツリー(同墨田区)を18日午前に訪問する予定。日本の高度な技術を学び、ミャンマーの工業化を加速する政策立案に役立てる狙いがあると見られる。
 この日程に加え、15日に京都大学と龍谷大学、17日に東京大学で講演。日本の若者と交流する機会を設ける。
 今回の来日は日本の外務省の招きにスー・チー氏が応じた格好。ミャンマーのカリスマ的存在であるスー・チー氏との関係強化を図ると同時に「大学での講演を通じて日本の若者などにミャンマーへの理解を促進する狙いがある」(関係者)という。