2013年4月10日から12日にかけて東京ビッグサイトで開催された「ファインテックジャパン2013」併設の高機能フィルム技術展では、FPD用光学フィルム関連の展示が行われた。
例年と比較するとLCD向け材料の展示は少なく、フレキシブルOLED用バリアフィルムや高耐熱・高透明性樹脂、タッチパネル向けフィルムなど、今後の成長が見込まれる分野に向けた開発品の提案が目立った。
FPD用光学フィルムの大手メーカーである東レは、電子ペーパー用CNTやタッチパネル用表面フィルム、ITO代替材料など新規材料の提案を行った。



クラレは、導光板用アクリルシートの技術をベースとしたアクリル系フィルムを参考出展した。同社が開発したアクリルフィルムは硬質フィルムと軟質フィルムを用意しており、高透明・高耐候性が特長である。偏光フィルム保護用、タッチパネル用、加飾フィルム基材用といった用途が想定されており、加飾印刷基材用ではすでに採用が始まっている。
両メーカーの新規材料に共通するのは、LCD・PDP関連材料で培った技術を転用して新たな用途を模索している点にある。この2社以外にも既存技術の転用を進めるフィルムメーカーや材料メーカーが多く見られ、FPD用光学フィルムの開発テーマがフレキシブルディスプレイやタッチパネル分野に移行している状況が窺えた。