市場調査会社WitsViewは5月7日、台湾系のテレビ(TV)受託生産メーカーに関するレポートを公表した。日系TVブランドの衰退を受け、台湾系受託各社が中国系TVブランドからの受注開拓に注力していると指摘。台湾系の出荷に日系向けの占める割合は2012年の41.9%から2013年は33.4%に縮小する半面、中国系向けは6.7%から9.2%に拡大するとの見通しを示した。
WitsViewによると、台湾系受託メーカーの2013年第1四半期TV出荷台数は、747万台で、12年第4四半期に比べ35%減、前年同期比でも2%減少した。

この結果について、WitsViewの劉陳宏アナリストは、ブランド各社が12年第4四半期に積み上げた在庫の消化に時間がかかっていることを、台湾系の出荷減の主因に挙げた。さらに劉氏は、日系TVブランド各社の不振や、中国の5月のメーデー(労働節)商戦に向けたブランド各社の在庫積み上げが予想を下回ったことも、台湾系の出荷に影響したとの見方を示した。



劉氏によると、日系TVブランドの世界シェアは2012年に21.8%まで減少。これにより日系を主要顧客とする台湾系受託メーカーの業績も悪化し、12年の出荷台数は前年比14.4%減となった。その上で同氏は、顧客構成の見直しを迫られた台湾系受託各社が中国系の開拓に注力していると指摘。結果、13年の出荷台数は4100万~4300万台に達する見込みで、12年の3780万台から8~14%の成長を見せるとの認識を示した。

台湾系の13年第2四半期出荷台数見通しについて劉氏は、前期比25?30%増、前年同期比10?15%増を見込んだ。基準となる同第1四半期の数字が比較的低調だったことや、ブランド各社の在庫レベルが下がることなどを、増加の理由に挙げている。