スマートフォンの旺盛な需要を受け、中小型パネルの供給が2013年第2四半期、供給不足に陥るとの見方が広がってきているようだ。台湾紙『経済日報』(5月8日付)が伝えた。
同紙の伝えた台湾の携帯電話サプライチェーンによると、中国の旺盛なスマホ需要を受け、携帯電話用パネルの価格は13年第1四半期、前期比3割の上昇を見せた。中小型パネル価格の動きについては、台湾INNOLUX(群創、旧CMI)の王志超・総経理も先ごろ、供給不足の状態が13年第4四半期まで続くと見られることを背景に、同第2四半期も価格は上昇傾向を続けるとの見方を示している。



同紙はさらに、調査会社DisplaySearchの李昕霖アナリストの見方も紹介した。同氏は、「13年第2四半期に携帯電話用パネルは深刻な供給不足に陥る」と指摘。理由として、同第1四半期に新モデルを発表した携帯電話ブランド各社の調達が、第2四半期に集中することを挙げた。また、供給不足が最も深刻になるのは中国向けだとした。

このほか同紙は、台湾HANNSTAR(彩晶)の携帯電話用パネルに対する取り組みを紹介している。それによると、同社の営業収益全体にスマートフォン用パネルの占める割合は直近で6割にまで上昇している。

同紙によると、HANNSTARではスマホ、タブレット、車載用を含む中小型パネルの生産を手がける第5世代工場が1カ所しなかないことから、最近になって受注戦略を調整。単価は中クラスながら受注規模の大きい短納期のものにターゲットを絞っているという。