パナソニックのエコソリューションズ社は2013年5月24日、世界最高レベルに効率114ルーメン/ワット(lm/W)の白色有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)素子を開発した(発光面積1cm2)ことを発表した。発光面積25cm2においても、110lm/Wの高い発光効率を示した。高い発光効率の有機EL素子を開発するにあたり、当社は、「光取り出し」技術と「有機発光層の多層化」技術に着目し、開発を進めた。



 有機ELから取り出される光を従来の2.5倍(光の取り出し効率約50%)に増大、高効率と長寿命(素子寿命10万時間以上)を同時に実現している。これは、以下の2技術によって前期の性能を実現した。
 一つの技術は、フィルム、ガラス、空気の配置が最適になるように積層することで、有機EL素子内への光の閉じ込めを抑制したビルドアップ型光取り出し基板(BLES: Built-up Light Extraction Substrate)技術。もうひとつが、高効率のリン光材料を用いた有機発光層を適切に多層化することで、高効率と長寿命を同時に可能にした有機発光層の多層化技術。