Microsoftが2012年第4 四半期にWindows 8を発表し、タッチパネル機能を搭載したノートPCモデルが次々と登場した。これが10インチ以上の大型静電容量方式タッチパネル市場を広げている。
タッチパネルノートPCが市場に出されて1年にも満たないので、初期の市場状況だけを見てタッチパネルノートPCは失敗とは論じにくい。



現在、すべての大手ノートPCメーカーの2013年事業計画が、タッチパネルノートPCの出荷割合目標を10%以上にしており、特にLenovo、Acer、Asusなど台湾・中国のノートPCメーカーはタッチパネルノートPCの出荷割合目標を20%以上と高く設定して積極的姿勢を見せている。
IHS Displaybankの調査では、2013年第1四半期のタッチパネルノートPCの全出荷量は457万台となり、2012年第4四半期の30! 1万台に比べ、51.8 %増加した。2013年第1四半期の全ノートPC市場総出荷量は4,600万台レベルで、タッチパネルノートPCのノートPC市場浸透率は10%に迫っている。
初期市場という点を考慮した場合、タッチノートパネルPCが市場に定着出来ていないとはいえないほどの高い浸透率を示している。