6月25日に開催されたシャープの株主総会において、株主の一人がダイヤモンド誌の記事を引用し、以下の質問を投げかけました。「歴代社長の部屋をそのまま残すのですか。ゾンビ経営から決別できるのですか」。経営不振による混乱に拍車をかけてきた歴代社長が陣取る本社2階は、まさに、あしき“多党経営”のシンボルでした。先の質問に対して新社長は、「“過去の人”たちに、もう決定権はない」と答えてました。



ダイヤモンド誌では、最新の部屋割りを把握しました。3代目から6代目までの歴代社長4人は、役員エリアから一斉退去させられ、確かに“過去の人”たちはいなくなったもようです。代わりに、みずほ銀行と三菱UFJ銀行のメイン2銀行を代表する新役員の二人が新たな入居者となったようです。一方、高橋新社長は、副社長時代にいた3階が現場情報で溢れていることから、“伏魔殿”の2階への引越しを渋っているもようです。ようやくワントップ体制になったシャープはどう生き残りへ駒を進めるか、結果は「本社3階」が決めることになりそうです。