LED照明市場の成長によるMOCVD稼働率の上昇でLED MOCVD用 Precursorの需要は、2016年に70トンに迫ると見られる。IHS Inc. (NYSE: IHS) が発行した「Precursor for LED MOCVD – Market and Industry Analysis」レポートによると、Precursor市場は、2012年では約 32トンだが、2016年には114%増の 69トンに達すると予想される。
Precursorは複数層で構成される各LEDエピ層に最適な光効率を出させるコア材料で、Precursorが使われるLEDプロセスはLED Chip製造において最も重要なMOCVDプロセスとなる。主なPrecursorとしてTMGa、TMIn、TMA、TEGa、C2Mg2があげられるが、最も多く採用されるPrecursorはTMGaで、全体需要の94%を占めている。



現在、MOCVD装置のシェアが高い韓国、台湾、中国のPrecursor需要は世界需要の約80%になる。中国はMOCVD装置台数の増加率が最も高く、2016年には世界のPrecursor需要の45%を占めると予測される。
LED産業の成長初期にはDow ChemicalがPrecursor市場を牽引し首位独占だった。しかし、最近Precursorの需要増加と共に、後発メーカーが研究開発や設備投資によって類似品質や低価格で積極的に市場参入していることから、メーカー間の競争はさらに激化するとIHSのアナリストは語った。