カナダのスマートフォンメーカー、ブラックベリーは、他社との提携や会社の売却を検討していると12日(現地時間)発表した。ブラックベリーはこの日の発表で、取締役会の傘下に特別委員会を構成し、会社価値を高め、ブラックベリー10のプラットフォームが広く採用されるための「戦略的な選択肢」を探ると説明。
業界関係者は、同社の売却が有力と見ているが、ブラックベリーを買収しようとする企業が簡単に現れるかは懸念している。



アップル、グーグル、マイクロソフトなどは、独自のスマートフォンプラットフォームを持っており、サムスンやノキアなどの主要なスマートフォンメーカーも既に他のプラットフォームを使っているため、ブラックベリー買収のメリットが大きくないと関係者は伝えている。プラットフォームベースが弱い中国メーカーにとっては、ブラックベリー買収への関心が高いと考えられるが、これに対して、カナダ政府が国家安全保障などを理由に否定的な反応を示している。一方、カナダ産業省のスポークスマンは、 「ブラックベリーが戦略的選択肢を検討中と認識しており、善処を願っている」が「憶測については言及していない」とし、今後の合併の見通しについて具体的な言及を避けた。
同社は最新OS搭載の新機種を今年1月に発売して起死回生を狙ったものの、現在の世界シェアは過去最低の2・9%にまで下げる結果となっている。一方、時価総額も2008年ピーク時の840億ドルから約50億ドルに減少している。