韓国サムスン電子が既存製品の在庫消化を終え、新製品の生産を開始したことに伴い、台湾のサプライヤー各社は8月から出荷量が上向き始めたもようだ。26日付工商時報が外電を引用して伝えた。
サムスンは、今年5月に発売したスマートフォンの新旗艦機種「ギャラクシーS4」の売れ行きが予想を下回ったことで、6月末から調達ペースを緩めていた。このほどタブレット端末「ギャラクシーノート」の新世代機種の生産を始めたほか、シェア拡大のため低~中価格スマホの出荷量を増やしていることも、台湾サプライヤーの出荷量を押し上げるとみられる。
証券筋によると、環境光センサー(ALS)大手の凌耀科技(カペラ)や聯華電子(UMC)傘下のICメーカー、智原科技(ファラデイ)、液晶ディスプレー(LCD)用ドライバーICの奕力科技(イリテック)、セキ創電子(シトロニックス、セキ=石へんに夕)などの8月の出荷量が拡大した。

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