電子機器の受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)は来年、アップルがこのほど発表、11月1日に発売する薄型軽量タブレット型パソコン「iPad Air」の組み立てを受注する見通しだ。アップルが製品ごとに2社以上のサプライヤーを確保してリスク分散を図る中、鴻海精密工業に次ぐ2位サプライヤーの地位を着々と固めている。30日付工商時報などが報じた。
ペガトロンの程建中執行長は自らアップルに対し「iPad Air」の受注を働き掛けている。ペガトロン傘下の鎧勝控股(ケーステック・ホールディングス)が9.7インチの筐体を供給していることから、アップルは筐体と同数の組み立てをペガトロンに発注する可能性がある。

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 程執行長は先週上海の自社工場に赴き、アップルが「iPad Air」と同時に発表した「iPad mini」Retina(レティナ)ディスプレイモデルの労働力、生産能力などを確認したとされる。
 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は28日の業績発表会で、Retinaディスプレイモデルは、年末のクリスマスシーズン需要に応えられるのかとの質問に対し、出荷が始まるまで分からないと話した。
 新製品の発売時期が迫る中、Retinaパネルの良品率が高くないとの観測が出ている。サプライチェーンの間の観測によると、LGディスプレイ(LGD)のアモルファスシリコンを使用した7.9インチ液晶パネルでは解像度が向上せず良品率が低いため、アップルはシャープにIGZO液晶パネルの量産を求めた。しかし供給が不安定で、当初半々の計画だったはずが現在LGDが供給量の6割を占めるという。
 アップルが発表した第3四半期の「iPad」シリーズ出荷台数は1,410万台で、前期比3.4%減だった。市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーは、「iPad Air」、「iPad mini」Retinaディスプレイモデルの発表前に消費者の間で模様眺めムードが広がったこと、および新製品の出荷が第4四半期に集中することが微減の理由で、「iPad」シリーズの世界市場シェアは過去最低の31.8%だったと指摘した。世界市場で第3四半期に出荷された7インチ、てWSVGA(1,024×600ピクセル)以上のタブレット型PCは前期比8.4%増の4,430万台だった。