2010年以降、AMOLEDパネル産業は成長を続け、2013年には累積出荷量が5億台に至っている。言うまでもなく、この急成長を支えているのは高機能スマートフォンの世界的普及によるものだ。
しかし、2013年、スマートフォン市場は急変した。先進国市場で高機能スマートフォンが牽引した全体需要が、中・低位仕様スマートフォンに移行し、需要の過半数を高機能スマートフォンに依存していたAMOLEDパネル産業には急ブレーキとなった。そこで、2014年のAMOLEDパネル市場には、重要課題の克服が待っている。
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第一に高機能スマートフォン需要への依存度を下げる、第二にスマートフォン以外のアプリケーション需要を強化する、第三にプロセスと歩留まり改善によるコスト競争力強化で成長の鈍化を改善することだ。
2013年上期まではSamsung DisplayがAMOLEDパネル市場を独占したが、2013年下期からはTVとFlexible OLEDパネル分野でLG Displayに主導権を取られ、2014年には中小型AMOLEDパネルの量産を狙う日本・中国・台湾のパネルメーカーが台頭してくる。

AMOLEDパネル市場の2014年は、従来の市場支配者Samsung Displayと追随メーカー間の主導権争いになると
見られる。特に、BOE、EDO、Tianma、Visionoxなど、中国の内需を狙ってAMOLEDパネル量産を急ぐ中国パネル
メーカーから目が離せない。

加えて、2012年から始まったTVとFlexible OLEDパネル市場の主導権争いは、アプリケーションが多様化して競争は更に激化すると見られる。TV用OLEDパネルは55インチCurved以外にも70インチクラスのCurved OLEDパネルの発売が予定され、Flexible OLEDは新市場として注目されるWatch Deviceなどに採用される可能性が高い。
(IHS report)