スマートフォン向けのドライバICは、画素クラスによって参入するドライバICメーカーが異なっている。
携帯電話で一番のボリュームゾーンは、QVGA/QQVGAクラス※1である。QVGA/QQVGAクラスが主に採用されていたフィーチャーフォン市場の縮小により、パネル需要の大半はホワイトボックス製品にシフトしている。Ili TechnologyとSitronix Technologyの2社は、ホワイトボックス向けで販路を持つことから、QVGA/QQVGAクラスで高いシェアを獲得している。
にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


ローエンドのスマートフォンで需要が伸びているのが、WVGA/HVGAクラス※2である。ローエンドのスマートフォンは、端末の開発費を抑えるためにアプリケーションプロセッサやディスプレイに汎用スペックのデバイスが採用されるケースが多い。WVGA/HVGAクラス向けのドライバICは、価格競争力があるIliTechnologyやHimax Technologiesなど台湾系ICメーカーが高いシェアを持っている。

※1: QVGA/QQVGAクラスは、WQVGA / QCIFを含む。
※2: WVGA/HVGAクラスは、DVGA / NHD / qHDを含む。