米NPD DisplaySearch 副社長 FPD設備投資&製造技術担当のCharles Annis氏は1月28日、第26回ディスプレイサーチフォーラムにおいて、フレキシブル有機EL(OLED)市場は、2020年に234億ドル規模になると予測した。2013年の3700万ドル規模から年成長率151%で伸びると見ている。
しかし、製造プロセスでは、TFT回路の複雑さ、FMM蒸着技術、封止技術など、従来からの課題に加え、基板に使用するポリイミド(PI)の性能や、キャリア基板からの切り離しプロセスなど、フレキシブル化による新たな課題が出てきている。その中で、部材コストだけを見ると、固体OLEDよりフレキシブルの方が封止ガラスがない分だけ安くなる。
しかし、全体で見るとPIや切り離しプロセスなど新たな要素が加わり高価になるという。現在、フレキシブルOLEDの生産能力は韓国LG Displayが四半期ベースで4700m2、韓国Samsung Displayが同4万7000m2。両社とも増強していく模様。
にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村