旭硝子は、主にノートパソコンなどのタッチパネル用カバーガラスとして使う薄板ソーダ石灰ガラスの専用生産設備を、タイAGC Flat Glass (Thailand)社の工場に新設する。タイ中部のRayong県の工場に設備を入れることで、旭硝子の薄板ソーダ石灰ガラスの生産能力は1.5倍になるという。供給開始は2014年3月の予定。
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旭硝子は、タッチパネルのカバーガラス用として化学強化用特殊ガラス「Dragontrail」を販売しているが、ノートパソコンなど一部の電子機器では、薄いソーダ石灰ガラスを素板に用いた化学強化ガラスも採用されている。今後、タッチパネル機能を搭載する機器の多様化が進むにつれ、そのカバー材として、化学強化用特殊ガラスとともに、化学強化ソーダ石灰ガラスの需要が高まると同社はみている。
新設する設備では、旭硝子が電子用特殊ガラスの分野で培った技術を生かし、従来より高品質のガラス生産が可能になるという。今回増強したタイの拠点を中心に、欧州や中国などの生産・加工拠点との連携により、需要増に対応する供給体制を整え、市場シェア首位を維持するとしている。