中国政府は、中国パネルメーカーの8.5世代ラインの生産能力拡大のため、2014年にLCDの関税を5%から8%に増加させる予定だが、これにより台湾パネルメーカーは2014年の利益幅が減少すると予測されている。
この状況に鑑み、AUOは先行する技術力と差別化されたパネル戦略を行う必要があると同社会長Paul Pengが明らかにした。
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Peng会長によると、AUOは39インチと50インチLCD TVパネル生産に集中しているが、このエリアは未だ中国メーカーの8.5世代ラインと競合していないと説明。また、AUOはUHD TVパネルに関し技術的に先行する利点を持っており、その顧客層拡大に集中すると明らかにした。
これに先立ち、AUOは2013年第4四半期実績を発表し、売上高が前四半期比4.1%減の34億4,000万USドル、純利益は3,600万USドルだった。同四半期の中小型パネル出荷は前四半期比6.6%減少の4,120万枚だが、大型パネル出荷は2.8%増加の3,020万枚となった。
この結果、2013年の売上高は前年比10%増の139億5,000万USドルとなり、年間の純利益は1億4,300万USドルとなった。年間の中小型パネル出荷は対前年比1.3%減少の1億5,250万枚で、大型パネル出荷は対前年比5.1%減少の1億1,700万枚となった。