液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が、サムスン電子とソニーから超高解像度4K2Kテレビパネルの新たな受注を獲得した。4K2Kテレビは今年から成長期に入るとみられ、同社は4K2Kパネルの出荷目標を1,200万枚と前年比6倍への拡大を狙っている。13日付経済日報が報じた。
にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


イノラックスはサムスンからは50インチパネルを、ソニーからは65インチと75インチパネルを受注した。同社は4K2Kパネルをこれまで中国テレビメーカーを中心に出荷してきたが、今年は日本や韓国ブランドへの出荷も増えそうだ。昨年の出荷実績は約200万枚で、4K2Kパネル市場で出荷シェア64%を獲得、2位の深セン市華星光電技術(CSOT)の14%を大きく引き離した。4K2Kテレビは今年、市場浸透率が昨年の1%から7%に高まると予想されており、市場調査会社のNPDディスプレイサーチは今後2年間で間違いなく主流になるとみている。
 台湾勢では、友達光電(AUO)は昨年の4K2Kテレビパネル市場でのシェアは12%だった。両社とも今年、4K2Kパネルの大量出荷が売上高と利益に貢献する見通しだ。
 米テレビ大手ブランド、ビジオ(VIZIO)が今年、50インチから120インチまで4K2Kテレビのラインアップをそろえ、米国テレビ市場でサムスンを抜いて首位に立つ目標を掲げている。このことも同社に4K2Kパネルを供給するイノラックスとAUOにとってプラス要因となる。
 米国では4K2Kテレビを買っても動画コンテンツが少なかったが、映像ストリーミング配信事業会社の大手ネットフリックスが対応する映画の配信を開始した。米国4K2Kテレビ市場は、一般のテレビ番組ではなく、インターネットによって広がると予想されている。
 液晶パネルの部品関連では、ドライバIC設計大手、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)も4K2Kテレビの普及が今年の成長をけん引するとみている。4K2Kパネルでは使用するドライバICチップ数が従来のフルハイビジョン(フルHD)パネルより3?4倍多いためで、チップ数の出荷拡大につながるためだ。
 同社は12日、第1四半期の連結売上高は103億~107億台湾元(約350億~360億円)と、非需要期にもかかわらず前期比0.84%伸びるとの予測を示した。