コニカミノルタは18日、約100億円を投じて曲げられる有機EL照明を山梨県で2014年秋から量産すると発表した。甲府サイト(山梨県中央市)に月産能力100万枚の工場を新設し、ロール状で連続生産。面全体が均一に発光する同照明は商業施設のデザイン照明などに普及が期待される。
 ガラスに代えて樹脂基板を採用したことで、軽量で曲げられる照明となった。
水蒸気バリアー性に優れる自社製フィルムを用い、低温で電極を形成する製法を確立した。生産工程では生産性に優れる塗布式と品質に優れる蒸着式を併用する。
蒸着式についてもロール・ツー・ロール方式で一貫製造する。
白色タイプ(150ミリ×60ミリメートル)と色を変化させられる調色タイプ(50ミリ×30ミリメートル)を発売。価格は明かしていないが、発売当初は少なくとも2万―3万円程度とみられる。量産効果を発揮できれば1万円を大きく下回る可能性もある。
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