2014年4月16日から18日まで、東京ビッグサイトで「第24回ファインテックジャパン2014」が開催された。注目はタッチパネル関連であり、材料や装置の展示を含めるとタッチパネル関連の出展企業は15社に上った。その中でも、ITO以外の導電材料を用いたタッチセンサやモジュールの展示が活況を呈していた。
Agナノワイヤーやメタルメッシュを含めた非ITOフィルムは、昨年までは大型サイズに特化した提案が多かったが、今年は提案内容が多様化している。特に導電材料の屈曲性の高さを活かして、フレキシブルデバイス向けとして曲面や球状などに成型加工した製品が来場者の関心を引き寄せていた。
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Agナノワイヤーインク/フィルムに関しては、星光PMCやCosmo AdvancedMaterialsの新規出展が注目を集めた。Agナノワイヤーインクは、Cambriosが製品化で先行しているが、両社はCambrios以外のAgインクを用いたフィルム展示を行った。
タッチパネルメーカーでは、ITOと非ITOフィルム、両方の導電材料を扱うメーカーが増加している。ファインテックに出展していた企業では、3MやJ-Touch、グンゼなどがそれに該当する。用途が多様化するタッチパネル市場において、非ITOフィルムに対する注目が一層高まりを見せている。