パナソニックとソニーがOLED TVの共同開発を昨年末に解消発表しているが、その後、ジャパンディスプレイ(JDI)がパナソニック・ソニーと共にOLED合弁会社の設立を推進していることが明らかになった。
 この合弁会社は、パナソニックとソニーが昨年末に解消した共同体制よりも強い枠組みを持つようになると見られ、政府投資の産業革新機構(INCJ)が過半数を出資し、ジャパンディスプレイが残りの大部分を負担、パナソニックとソニーにも出資を求める方向で協議していると伝わる。
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3社が技術者を派遣して中小型パネルを共同開発する見通しだが、6月中の合意に向けた調整内容には未だ流動的な面も多く残している。
 調整が完了すれば、JDIは石川工場の有機ELパネル試作ラインで、ウエアラブル端末向け研究開発の推進を図り、ソニーは厚木テクノロジーセンター、パナソニックは姫路工場での有機EL研究開発を継続させ、中小型パネルの共同研究に乗り出すと見られる。