台湾液晶パネルメーカーの、超高解像度4K2Kパネル市場での優位が早くも終わりを迎えた。市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、台湾勢の同市場シェアは昨年の76%から今年第2四半期は43%に急降下。韓国メーカー(49%)に逆転された。韓国勢は製品戦略が奏功し、中国6大テレビブランドのサプライヤー入りを果たして着実にシェアを伸ばしている。16日付工商時報などが報じた。

 昨年の4Kパネル市場規模は310万枚で、このうち群創光電(イノラックス)が200万枚、友達光電(AUO)が40万枚を占め、台湾勢は初期段階の先行メリットを享受した。一方、サムスン電子の昨年出荷枚数は20万枚、LGディスプレイ(LGD)は10万枚で、2社を合計しても市場全体の約10%にとどまっていた。
 しかし、今年は韓国勢が本格的に競争に加わった。韓国勢のシェアは第1四半期に35%、第2四半期に49%へと急上昇し、四半期ベースで初めて首位に立った。
にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


 市場全体の4Kパネル出荷枚数は、今年第1四半期が180万枚、第2四半期が447万枚で急拡大している。4Kパネルの市場浸透率は第1四半期3.2%、第2四半期7.2%で、上半期通期では5.3%となった。

  ウイッツビューの陳建安資深研究経理は、4Kテレビが人気となる中、韓国勢は55インチ以上の大型ハイエンド製品の開発に注力すると同時に、40、42、 48、49インチなど50インチ以下の量産も進めた。また、市場の消費傾向に応じて、従来のRGB(赤、緑、青)画素にW(白)を加えたRGBWパネルを 打ち出し、3D(3次元)機能を削って省電力と低価格をアピールする製品戦略が奏功していると説明した。

 イノラックスとAUOは4月、 韓国勢の攻勢の前に4Kパネルの今年の出荷目標を800万枚、450万枚へと、従来から約3割の下方修正を行った。ただアナリストは、4Kパネルは今後も 需給逼迫(ひっぱく)が続き、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休に向けた調達需要もあるため、イノラックスとAUOにとって引き続き業績向上の 原動力だと指摘した。