00google_2IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の「MT6582」を採用したグーグルのアンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマートフォン、「アンドロイド・ワン」3機種が15日、インドで初めて発売された。
価格は6,399インドルピー(約1万1,000円)から。アップルのiPhone6やiPhone6プラスが700~800米ドルの高価格ながら人気を集める中、10億ユーザーが見込める100米ドルのスーパーミドル市場に照準を定めた。16日付経済日報などが報じた。
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アンドロイド・ワンは、インドの携帯電話メーカー、マイクロマックス・インフォマティクス、カーボン・モバイルズの機種が6,399ルピー、スパイス・グループの機種が6,999ルピー。スパイスの4.5インチ「Uno Mi-498」を例にとると、メディアテックの1.3ギガヘルツ(GHz)クアッドコアプロセッサー「MT6582」を搭載し、カメラは500万画素と200万画素の2種類で、デュアルSIM対応だ。  
メディアテックは、新興市場の消費者に高スペックながら手頃な価格のアンドロイドOS搭載スマホを提供することで、スーパーミドル市場を一気に開拓すると説明した。
外電の報道によると、アジア、アフリカ、南米などで発売する計画だが、グーグルと中国政府の関係から中国市場には当面投入しない。 小米に価格で見劣り  アンドロイド・ワンを初投入する市場に選ばれたインドは、市場調査会社IDCの統計によると第1四半期のスマホ販売額が前年同期の4倍と、アジアで最も高い伸びを記録した。
今後5年も毎年40%以上の成長が見込まれる。  ただ、インドの高い成長力に期待する中国スマホメーカーがインドに次々と進出し、北京小米科技(小米、シャオミ)は紅米手機1Sを5,999ルピーで発売しているため、アンドロイド・ワンは価格面での見劣りが否めない。  
一方、アンドロイド・ワンにメディアテックのプロセッサーが採用されたことで、市場では両社の提携範囲がタブレット端末、スマートテレビに拡大すると予想されている。