sharp07経営再建中のシャープは17日、亀山第2工場(三重県亀山市)で、中小型液晶パネルの生産比率を2017年までに80%以上に高める方針を明らかにした。スマートフォンやタブレット端末向けの中小型は、中国メーカー中心に引き合いが強い。需要増に対応して収益力を高める。
 和田正一執行役員は記者団に「技術力や品質、安定供給という面で、中国のスマホメーカーなどから高い信頼を得ている」と語った。

Ref: シャープ亀山第二写真掲載記事

にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


 亀山第2では、テレビ用の大型パネルの生産を減らす一方、12年3月から独自液晶「IGZO(イグゾー)」の中小型パネルの生産を開始。中小型 の生産比率は現在、約50%まで高まっている。工場の稼働率はリーマン・ショック後に50%を下回ったが、中小型の好調で最近はフル稼働となっている。
 シャープは17日、亀山第2を報道陣に公開。スマホ数百台分のパネルになる大型ガラスに、半導体の材料を吹き付ける同社独自の工程などを案内し、技術力をアピールした。