エクセルは14日、台湾の液晶パネル大手Wintekが13日付けで台湾の地方裁判所となる台中地方法院に対して会社更生手続き開始を行ったことを理由に同社向け売掛金債権、1億3500万ドル(約145億5700万円)が取立不能又は取立遅延の恐れが生じたことを発表した。
エクセルでは、第2四半期において、当該売掛金の一部もしくは全部に貸倒引当金が設定される可能性があるとしている。また、これにより通期予想に変更が生じる場合には「速やかに開示する」としている。
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WintekはAppleのiPhone向けタッチパネルの生産などで有名な台湾の電子部品大手企業。
台湾の英字専門紙「DigiTimes」に よると、Wintekは過去5年でノートブックPC向けタッチ液晶パネルの生産設備に多額の投資を行ってきたが、実際には想定を下回る需要しか見込めず、 財務内容は悪化していたとしている。負債総額は4億9300万ドル超となる見通し。

Wintekでは今後はスポンサー企業を探し、スポンサー企業が見つかった場合には、スポンサー企業の支援の元での経営再建を行う予定。