米ソラー(カリフォルニア州)は、ウシオライティング(東京都中央区)と提携し、紫色LEDを使った次世代モデルのLED電球を2015年に日本市場に投入する。ソラーは14年のノーベル物理学賞を受賞する米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授らが創業したLED照明開発のベンチャー。
中村教授は「紫色LEDに赤、青、緑色の蛍光体を使うソラーの技術で、従来のLEDでは不可能だった本来の自然な色を再現できる。(ウシオライティングとの提携で)これからもっと日本市場を広げられるだろう」と日本での事業展開への意欲を示した。「ウシオソラ」ブランドとして売り込む。
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 米ソラーのLEDは基板材料に既存のサファイアやシリコンではなく、窒化ガリウム(GaN)を使うのが特徴。GaN基板上に同種のGaN系半導体を積む ことで結晶欠陥を100分の1以下に減らし、高いエネルギー効率を実現する。中村教授が開発したこの「GaN on GaN」技術を基に、ソラーは従来の LEDよりも5ポイント以上高い世界最高レベルの約90%のエネルギー効率を持つLEDを世界に先駆けて量産した。
 特に照明用途として、青色LEDよりも演色性の高い白色の実現に向く紫色LEDを開発。紫色LEDに赤、青、緑色の蛍光体を組み合わせたソラー製の白色LED電球は、太陽光を100とする演色性が95と他社製品を圧倒する。
 米ソラーは08年に、中村教授ら3人の米カリフォルニア大教授が共同で創業したLED照明開発のベンチャー。サン・マイクロシステムズ(現オラクル)の創業者の一人であるビノッド・コースラ氏が中村教授に起業を持ちかけた。