三菱化学と日亜化学工業は7日、白色発光ダイオード(LED)の生産に欠かせない窒化物系赤色蛍光体に関する両社の特許の内容を互いに使うことができるクロスライセンス契約を結んだと発表した。
両社はLED照明や情報家電のバックライトに不可欠な白色LEDパッケージ、赤色蛍光体の生産に不可欠な特許を保有している。  
今回の契約で両社が持つ特許の権利が安定化し、顧客が安心して両社製品を用いたLED機器を生産できるようになる。
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契約の対象には三菱化学と物質・材料研究機構(NIMS)、日亜化学工業とシチズン電子が共有する特許を含む。三菱化学と日亜化学工業は2010年にクロ スライセンスについて基本合意し、NIMSも交えて詳細条件の協議を続けてきた。
三菱化学は赤色蛍光体で世界シェア約6割を持つ最大手。