スマートフォン向けディスプレイ市場は、数量規模が拡大する一方で価格下落が進んでいる。
ボリュームゾーンのHD720は、LTPSからa-Si TFTへ需要がシフトしている。2014年下期は中小型パネル向けに豊富なa-Si TFTの能力を持つHannstar Display、CPT、BOEがHD720の半完成品出荷を拡大させた。半完成品の潤沢な供給により、多くのモジュール専業メーカーがHD720の生産を開始したことで、LTPSは競争力を失いFHDへ注力せざるを得ない状況となった。
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しかしながら、LTPSの大手3社、ジャパンディスプレイ、シャープ、LG DisplayにSamsung DisplayのAM-OLED生産能力を加えると、FHDパネルの需要は充分に賄うことが可能である。結果、タッチ内蔵パネルなどを含めて、FHDパネ ルの価格競争が激化している。