液晶パネル製造のジャパンディスプレイ(JDI)は22日、台湾の子会社、高雄晶傑達光電科技有限公司(KOE)が2016年度末までに車載向けディスプレーのモジュール組立の生産能力を現在の月産18万台から45万台に増強すると発表した。
自動車の電子化でパネル需要が高まっており、JDIは設備増強で車載事業の売上高を18年度に13年度比2倍を目指す。
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 KOEは約20億円を投じて、車載向けパネルのモジュール組立用新ラインを設置し、5月から段階的に生産能力を増強する。
 現在、KOEはJDIが販売する7インチ以上の車載用パネルの2割弱を生産しているが、設備増強後に3分の1以上に引き上げる。7インチ以上のディスプレーは搭載部品が多く、多品種生産に対応できる自動ラインの設置で効率化を図る。
 JDIの13年度の車載事業の売上高は700億円弱ある。車載パネルは年率10%以上の成長が見込まれている。今回の設備増強で18年度に売上高を1400億円程度に引き上げる方針。