2014年のスマートフォン向けタッチパネルの市場規模は、約12.5億枚に達する見通しである。タッチパネルのセンサタイプは、薄型軽量、ローコストを高い水準で満たすフィルムセンサの需要が過半数を占める。
フィルムセンサの需要は拡大基調にあり、特にローエンドモデル向けのフィルム1枚構造のGF1方式の出荷が、韓国、中国市場向けに拡大している。
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ハイエンドを中心に急成長を遂げているのがタッチパネル内蔵方式である。
タッチパネル内蔵方式は、サプライチェーンの簡略化やフィルムセンサ以上の薄型化を特長としている。インセルLCDは、ジャパンディスプレイに続いてLG Displayが外販供給を開始したことで、需要規模の拡大が続くと見込まれる。オンセルLCDも供給メーカーが増加、ローエンド向けを中心に伸びている。

今後のスマートフォン向けタッチパネル市場は、フィルムセンサ需要が堅調に推移しながらも、タッチパネル内蔵方式のシェアが拡大していくと見込まれる。