水原地検特捜部は15日、LGディスプレーが保有する「フェイスシール」と呼ばれる技術を流出させたとして、同社の下請け会社の代表(50)とサムスンディスプレーの社員(47)ら計4人を起訴したと発表した。
 調べによると、サムスンディスプレーの研究員4人は2010年5月と6月にLGディスプレーの下請け会社を訪ね、LGディスプレーの企業秘密が含まれた「フェイスシール主要技術資料」とのファイルを受け取り、テストを2回行うなど、企業秘密を不正に取得した疑いが持たれている。
にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


フェイスシール技術とは、有機発光ダイオード(OLED)素子に空気接触を防ぐために密封、合着させる技術。
 LGディスプレー関係者は 「サムスンは2012年にLGがOLED技術の開発に失敗し、サムスンの重要人材や技術を不正入手しようとしたと主張したが、当時LGの事件関係者6人の うち5人は無罪判決を受けた。そんなサムスンが実際にはLGの下請け企業を利用し、技術を盗み出していたことを検察が突き止めたものだ」と話した。