シャープの方志教和専務は10日、リストラ俎上に挙がっていた電子部品生産の福山工場(広島県福山市)と三原工場(同三原市)について「必要な工場で継続する」と否定した。ジャパンディスプレイ(JDI)との統合案についても「単独でやっていく」とし、現体制維持を強調した。
方志専務は代表権を持ち、液晶や電子部品事業の担当。同社の支援銀行団は事業の取捨選択を含めた抜本的改革を要求しており、経営再建に向け協議の難航が予想される。
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 福山工場はスマートフォンや車載向けのセンサーなどを手がける。工場は4棟があるが、第4工場棟に集約し低迷する稼働率を高める案がある。 LED生産の三原工場は閉鎖案が浮上。これらについて方志専務は「液晶パネルは単なる表示器から高機能デバイスに変わる。福山のコントローラー集積回路 (IC)、三原の高色再現性LEDなどは高付加価値化に必要だ」とした。
 同社は液晶やテレビをはじめ、多くの事業が苦戦。2015年3月期最終利益赤字再転落の見通しとなっている。