アップルの巨大組織は20人強の工業デザイナーとそれに続くエンジニアを頂点とする階層構造。ジョブズ氏の死後、クックCEOはまず、アイブ氏にハードだけでなくソフトも束ねる開発の全権を委譲しジョブズ氏が作った組織の原理を極端なまでに徹底させた。


 
優れたデザインは必ず模倣される。これを「下からの破壊」だとすれば、それを想定してアップルが編み出したのが「上からの破壊」モデルだ。デザイナーに権限を与え、デザインの力で逆に後発製品の陳腐化を狙う。

小米の雷軍CEOには脇を固める7人の共同創業者たちがいる。グーグル、マイクロソフト(MS)、モトローラなどでソフトやハードを開発してきたエンジニアや工業デザイナーによって構成される少数精鋭の経営チームだ。2月にはMSなどのデザインを手掛ける中国リゴ・デザインを買収し、アップルの組織構成にも近づきつつある。

 これを単なる「模倣」の延長線ととらえるか。それともアップル自身が確立したデザイン資本主義が波及する大きなうねりの一端なのか。

move to full article